網膜の機能保全・保護にはルテインが必要
ルテインは、ホウレンソウやブロッコリー、トウモロコシなどの緑黄色野菜に多く含まれる色素成分で、目では網膜に多く含まれています。ルテインは、網膜が活性酸素の害から受ける影響を防ぐ働きがあり、視機能を正常に保つ上でも欠かせません。
さらに、視野の中心として視力を支える重要な部分である黄班には、ルテインの代謝物であるゼアキサンチンという成分が集中しています。ゼアキサンチンは、ルテインよりもダメージを防ぐ働きに優れているので、網膜の中でも、光が集中する黄班部の健康維持に必要不可欠なのです。
ルテインは、体内でも生産されますが、加齢とともにその量は減少してしまいます。また、黄班の病気で日本人の発症が増えている眼病に加齢黄班変性症がありますが、この発症時期とルテインが無くなるとされる時期である40歳前後が丁度重なるという事もあり、加齢黄班変性症とルテイン不足の関係性があるとされているのです。
実際に、加齢黄班変性症の症状を改善する方法としてルテインが用いられ、有効であるという臨床データも出ています。また、この時の摂取量目安は6mgを毎日継続する事なのですが、摂りすぎると皮膚の色が黄色っぽく沈着し、色が抜けるまでに数ヶ月必要と言われているので摂取の制限も必要です。
このような事から、飛蚊症の中でも、黄班の出血などが関係している事による硝子体出血や、その後やってくる硝子体混濁の場合には、ルテインを摂取して網膜の視機能を回復させ出血を防ぐ事で快方に向う期待が持てます。
それでなくても、ルテインが不足し始める40歳代であれば、意識して補う事が大切です。ルテインもゼアキサンチンも脂溶性なので、油と一緒に摂取する事、食事のタイミングで摂取する事で吸収率が良くなります。
抗酸化作用以外にも、ルテインの摂取を続けた事で黄班の色素量が上昇するという臨床データもあるようなので、ものをより鮮明に見る為にも有効な働きがあるという期待が持てます。よりよい視界を手に入れる為にも、ルテインは摂取したい成分です。
一日の摂取量の目安である6mgは、販売されているサプリメントでルテイン配合量では、大体が6mg~12mgなので妥当な範囲です。こういった成分は、早く改善させる為に沢山摂りたいところだと思いますが、色素沈着などのことも考慮して、必要最低限から始めるのが健全な方法です。
